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(中華製)D-boys kar98k GAS版@


今回の記事は、ガス版の加工&カスタムではなく、エア版やその他との比較になります。
どちらか購入検討している方で参考になれば幸いです。

d-boy98k_AIR_and_GAS_bolt.jpg
拙い絵ですが…エアコキ版とガス版では構造的にシアの位置が違うため、ボルトとレシーバー、トリガー周りが共通ではありません。
エアコキ版はボルトの中のピストンをロックするためにシアが前の方にあります。


モデルガン的に楽しむなら装填排莢はガス版が良いと書きましたが、実はガス版は癖があり、装填時の最後の押し込みが必要なため、私個人的にはちょっと嫌なのでエア版が好きなんです。

その癖というか機構的な説明です。
シア比較その他
写真では左からエア版、真ん中ガス版、右は参考のタナカ製ガス版です。
タナカ製ガス版はkar98kではないんですが、機構は一緒なので…
また、操作感や外見はD-boy製(マルシン含む)より実銃に近いと思います。

先にタナカ製のボルト&ストライカーの機構を説明しておきます。
tanaka_kar98_bolt001.jpg
上からボルトハンドルを上げる過程です。

カム状になっている為、ボルトハンドルを上げるとストライカーがコックされます。
その状態だけでシアに掛かる為、ボルトハンドルを上げる動作がハンドガンで言うハンマーコッキングになります。

tanaka_98k_01.jpg
ストライカーは前にあります

tanaka_98k_02.jpg
ハンドルを上げるとストライカーが後退します。

tanaka_98k_03.jpg
この状態で既にシアにかかる位置なのでそのまま下ろしてもコッキングされた状態になります。
ここから装填排出動作をしてもハンドルを上げた状態なのでストライカーの位置はキープされます。

d-boy98k_AGAS_bolt001.jpg
絵の編集に失敗したので上の図は後ほど説明します。下段の図がカムの説明です。


IMGP0150_R.jpg
ここで、ボルトの説明です。上からタナカガス、D-boyエア、D-boyガスの順です。
D-boyガス版はカム機構が無いため、ボルトハンドルを上げてもストライカーは後退しません。
エア版にはなぜかストライカー部に微妙な斜めのカットがあります。発射機構には関係ないのですが…
(セーフティー機構の為に、少し前後には動きますが…)


さて、D-boyガス版のボルト操作です。

d-boy98kGASstriker01.jpg
ここでは装填時の動きです。
ボルトを後退し、カートを送り込むと、写真の位置まではストライカーはコックされていません。
この位置でシアに掛かり、ここから更に押し込む必要があります。

d-boy98kGASstriker02.jpg
前の写真から少し押し込み(コッキングされています)ハンドルを下げるとボルトもロックされます。

この動作が違和感を感じるので好きになれません。

実はIronAirSoftのSMLEが気になっていたのですが、この最後の押し込みが必要らしいので躊躇してしまい、
もう何処にも売ってないような状態です。まぁ結構な値段なので簡単には手が出せなかったのが実状ですが…w



d-boy98kGASstrikerUP.jpg
さて、二枚目の絵の上段図の補足です。
絵にも書いている通り、少しガタがある為コッキングした時にストライカーが上を向きます。
写真はマルシン製の為、気にならない程度ですが、D-boy製はガタが大きいので結構上を向きます。

YouTube動画 1:50前後に動作が見えます。

その上向きになるストライカーがちょっと気に入らなかったので、写真ではマルシン製のボルトエンド部に交換しています。
あと、ストックもマルシン製です。実際のd-boy製の木製ストックは動画のそれとホントに同じ色ですw真っ赤というか朱色が眩しいですw

そんな訳で、購入したはいいが全然イジっていなかった為ガス版の更新がなかったのです。

散々コケ下ろしたガス版ですが、エアコキ版は押し込みに結構力が要る為(VSRの比ではないです)
それよりも軽い動作で装填排莢出来るのは魅力です。
単純にあの最後の押し込み時にストライカーをコッキングするテンションが気に入らないだけですのでw
あと、デフォルメはありますが、トリガー機構もガス版のほうが比較的実銃に近い再現ですね。

なんとかカム機構を組み付けたガス版を制作してみようと思考中ではありますが・・・

最後にタナカ製とd-boy製の違い
d-boy98k_AIR_and_GAS_bolt002.jpg
マルシン製は機関部が樹脂製なので大体このボルトストッパー部が壊れちゃうようですね。
D-boy製は合金なので強度はあるでしょうが、元々設計が悪いんでしょうね。
*ガス版はネジの受け部分が少し段差があり厚くなっています(強度が上がっているでしょう)




おまけ
scopemount01.jpg
ヤフオクで安いスコープ落札した。
アルミ製ですがアルマイト処理ではなく、塗装だったのでちょっとダメージ加工してみた。
うほっ!イイ感じ!

scopemount02.jpg
前のスコープも気に入ってたのですが…すっごい遠目にはZF39に見えないこともないことも…ないか。

タナカさんがエアコキ版をリニューアルしたように、マルシンさんがカート版kar98kをフルメタルで新しく作り直してくれないかな〜。







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